インタビュー

今後も卸問屋の第一線で、お客様のベストパートナーであり続けたい。

根来さんは久宝寺町でいつ頃から事業をされているのでしょうか?

根来として南久宝寺で創業したのは元治元年(1864年)です。
かんざしから始まって、バッグやアクセサリー、帽子やスカーフなど女性物の服飾雑貨へ商品の変遷を遂げ、今も昔も変わらず卸を中心とした事業を行っています。
私の祖父などは東京に夜行で仕入れに行って、また夜行で帰ってきて次の日には仕入れた「かんざし」を店頭に並べていたと聞いています。
ちょっと歴史が長すぎるので、流石に発祥や創業当時の詳しいお話などはこのページだけではとても収まりません…!

元々ここ南久宝寺で創業しているので、この南久宝寺を問屋街にした初代のメンバーでもあります。
問屋街としての土台をつくって、特に四国からの丁稚奉公を迎え入れていたようです。

高度経済成長期の頃は、次々新店舗をオープンできるほど拡大していきました。
当時は物流や在庫のシステムなどが無かったので、全て手書きで作業を進めていた為、オープン準備が深夜までかかることもありました。
あまりに掛け声が大きく、わいわいと深夜に作業をしているので、ご近所さんから「こんな時間まで何をやってるんですか…?」と警察を呼ばれたこともあるぐらいです。
おかげさまで、卸問屋の第一線を引っ張ってきたと思っています。

卸問屋として発展してきた、根来さんの経営スタイルを教えていただけますか?

弊社は現在、ここ南久宝寺の大阪本社と、東京・名古屋・福岡の4箇所に拠点があるのですが、全ての拠点に店長が居て、さらに各商品ごとの「セクションリーダー」が居ます。
バッグ、アクセサリー、帽子、靴…といった感じでそれぞれです。
社員はだいたい50人くらいなのですが、ほぼ全員がセクションリーダーです。

セクションリーダーは「自由に仕入れ」ができることになっています。
各々のリーダーが自分にあった展示会に出向いて、売れるものは4つの拠点で共同で仕入れをしたり、もっと売れるものは商品開発部で作ったり直接中国に買い付けに行ったり、とにかくセクションリーダーは自由にフットワークも軽く、自分で考えて動くことができます。
これは昭和58年ごろに“本部制”という「本社と支店という関係でなく、どの部署でも責任とそれに伴う権限を」という考えを元に、弊社で受け継がれてきた経営の考え方によるものです。

今も「とりあえずやってみて、失敗したら辞めたら良い」という精神で、兎にも角にもまずはチャレンジしていくスタイルですね。
ただ、ここでは言えないくらい本当に酷い失敗もありますが…。
でもやってみないことにはわかりませんので。

例えば月に2回の定例会議があるのですが、テレビ会議にチャレンジしてみたりもしました。
けれど「やっぱり会おう」ということになって。
今はこの南久宝寺の大阪本社に月2回集まって、各店で交流を深めながら意見交換をしています。

これらはどれも、「お客様のベストパートナー」という会社の理念に大きく理由があります。
昔からのお客様を大切に、売りつけるだけではなく付き合いが長いからこそ、小売のお客様と“一緒に”いいものを提供していこうと。
遠方のお客様が“イベントを行う”いうことなら、商品を提供するだけでなく社員も現地まで応援に行ったり。
「こういうものがほしい」というリクエストいただいたら、オリジナルを作らないまでも方方を探してみたり。
得意先訪問をしながら、そういった“当たり前”のことを大切に大切に繰り返しつつ、小売さんのお店を知って、売るものを把握して提案をしていく。
お客様と”パートナーシップを結んでいる”という想いからの考え方です。
だからこそフットワークをとにかく軽く、各店との意見交換を積極的に繰り返して、お客様の声にすぐに対応できるよう務めています。

順調に発展してきたように思えるのですが、ピンチだったときはありますか?

ピンチの連続ですよ!個人的にもピンチばかりです。
弊社は長い歴史があるので、跡継ぎに恵まれず…ということも数多く有りましたし、戦時中は大阪大空襲で店舗を全焼失したり…。

数年前には先代が脳梗塞で倒れてしまって。
先代は売り場が大好きで、卸店舗の陳列にとてもこだわりがあった人なんですが…、急に第一線から退かざるをえなかったので、現在社員一丸となって取り組んでいる真っ最中です。
今はまさに過渡期ですね。
現社長は元々小売をメインとされていた方ですので、先代からの陳列のノウハウに合わせ、小売の陳列のノウハウも積極的に取り入れたりしています。
なので私も頻繁に売り場に行ったりしていますよ。
まぁ…従業員の皆さんから「たまたまお客様が居らっしゃらない時に、突然見計らったように来るんです」と言われています。
そんなつもりは…無いんですが…!

根来さんの今後のこと、教えてください。

会社としては、今後も「お客様のベストパートナー」としての取り組みを続けていきます。
仕入型から製造型メーカー卸として徐々に変化を遂げつつ、PBを作って販売していくことにも力を入れていく予定です。
既にオリジナルバッグ「名画シリーズ」の制作を特に強化していて、今後は展示会にもより積極的に参加して新規開拓をしたいと考えています。

私個人としては、実は会社の内部システムが過渡期の時期に弊社に戻ってきて。
それまでSEとして外部で働いてきた知識を生かして、社内システムを全部作り直しました。
一般的には店舗に立ったりして経験を積んでから内部に、という流れだと思うのですが最初から逆になってしまったので。
今はネットショップの運営も担当していたりするのですが、今後はより商材についても詳しく学んでいく予定です。

㈱根来
中央区南久宝寺町 1-5-7
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電話番号
06-6262-1111
FAX番号
06-6264-7659
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