7月27日 第13回 浪華の輪 夏まつりが開催されました。連日、最高気温が35℃を越える猛暑日が続き体調の維持には気を使うところですが、そんな心配をものともせず、会場には80名以上もの元気なお顔が揃いました。同じ地域で生活する者同士とは言え、近頃はお目にかかる機会も減っているのか 「まぁ!お久しぶりです!!」の声があちらこちらから聞こえてきます。お互いの無事息災を喜ぶように、乾杯の声は大きく明るく響きます。なかには「はじめてお目にかかります」の人もあり、冷えたビールの心地よさも手伝ってお話がはずみ 『浪華の輪』 はさらに広がったようです。
今年は、6月の大阪北部地震に続き、酷暑、豪雨被害と、自然の猛威に気持ちも塞ぎがちです。被災された地域だけでなく、ここ船場でも、地域のコミュニティー、人と人とのつながりの大切さが再認識されています。そんな思いが、振興町会長や来賓の方々のご挨拶からも感じられ、どなたの心にもしっかりと届いたようでした。
お楽しみの第1部は 「生駒尚子さん ミニコンサート」。実力派 演歌歌手として評判で、その歌声はエネルギーにあふれ繊細さも兼ね備えて、情緒豊かに語りかけられるようでした。
第2部は 地域の方々によるプログラムです。
最初に「浪華 華の会」の皆さんによる新舞踊のご披露です。“♪柴又初恋門前町”の、艶やかなしぐさに思わず見とれ、“♪北島三郎 まつり”では生駒尚子さんの歌に合わせた勇ましい舞い姿に、会場全体がうちわを手に大いに盛りあがり拍手喝さいとなりました。
また、恒例の「ちりめんじゃこの摑みどり」では、まるで無邪気な子供のように成果を誇る様子に皆さん大爆笑。
空くじなしの「お楽しみ抽選会」の後は、本日のメインイベント飛び入り大歓迎の「盆踊り」です。生駒祥子さんの再々登場となりましたが、実は彼女、数少ない女流河内音頭取りで、この時期は引っ張りだことの事。河内音頭の鉄砲節を歌い上げてくださいました。生歌に合わせて踊る皆さんは、日頃の腰痛が嘘のように足取りも軽く、笑顔でスイスイと進んでいきます。最後には「もっともっと踊りたい!」の声も上がるほどでしたが、お時間の関係でまた来年へのお楽しみとなりました。
中締めは由緒正しい「船場〆」で声をそろえ、「浪速の輪 夏まつり」は幕を閉じました。
今年も、このお祭りを通じて、大阪船場・浪華地区の輪はさらにしっかりと結ばれ、多くの方の心が元気になったことでしょう。企画、運営にご尽力いただいた皆さま、参加された皆さま、本当にありがとうございました。