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第11回船場まつり 「 伝えていきたい船場の思い出 」 講演会

10月4日(金)から6日(日)まで「船場まつり」が開催され、卸連盟会館では「伝えていきたい船場の思い出」と題して講演会が行われました。

毎年恒例となっている人気のイベントとしてすっかり定着し、地域の方々を中心とした参加者で会場は満員となりました。

今回は講師に 田出宣司氏 をお迎えし、「大阪人の魂  ~ 阪大に見る民の力 ~」と題して「大阪大学」の出発点から現在に至るまでのお話や、大阪人の民間の力について伺うことができました。

江戸時代から船場には大阪経済のけん引役であった大店が軒を連ねており、時代が明治に入ると、当時の財界や府民の力により教育や医療の場が次々と作られたそうです。

なかでも大阪大学は、そのように設立された多くの機関を吸収する形で発展してきたため、現在でも地域との距離が近く、厚い信頼を得ているのだと合点がいきました。

 

 

また、民間の力による街の整備の例としては
大阪城の再建、初代通天閣の建設、中之島エリアの文化施設の数々に至るまで、大阪府民、市民の寄付や協力が元となっているとは驚きでした。
さらに、記憶に新しいところでは 上方落語の定席 天満天神繁盛亭、2020年開業予定の こども本の森 の建設にも、多額の寄付と民の情熱が注がれています。

 

いつの時代にも船場を含む大阪は商売の街として有名ですが、実は文化の発展を重んじる気風に溢れていたという歴史を知ることができ、まさに「伝えていきたい」お話でありました。

講師の田出様、ご参加の皆様、企画から実施までご尽力いただいた浪華地域の活動協議会・連合振興町会の皆様、本当にありがとうございました。

 

2019.11.15

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